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スギ花粉は2月から4月まで飛散。
スギ花粉症の発症はこの時期に急増。
耳鼻科や皮膚科は大忙し。
日本人の2人に1人が花粉症なんていう話もありますから、
国民病ではないでしょうか？
飛散時期には花粉症の人もそうでない人もマスクは必需品かもしれません。
スギ花粉症は日本特有のものなんだそうです。
これは戦後復興や都市開発などで日本国内で木材の需要が急速に高まったため、
木材の供給量が不足し、あわてて農林水産省が拡大造林政策を行い、
その一環として各地に建材としての価値が高く成長率が高いスギやヒノキなどの
樹木の植林を大規模に行ったのが大きな原因のひとつです。
スギやヒノキの成長とともに花粉の飛散量が爆発的に増加することになり、
花粉症を発症することにもつながった。
しかも、高度経済成長を経て日本では林業が衰退し、
木材も外国からの質が良くて安い輸入品に押されて国内スギの需要が低迷するようになったため、
大量に植えたスギの伐採や間伐なども林業の荒廃・林業従事者の減少の問題などから、
植え替えや伐採も難しくなっているのです。
伐採がほとんど出来なくなっため、スギが成長し花粉の数量が増加していることも
花粉症患者の増加傾向の要因となっているようです。
スギ花粉症はアレルギー症状であるため現時点では根治療法が存在しない。
処方薬物としては抗ヒスタミン薬や第二世代抗ヒスタミン薬などの抗アレルギー薬や
ステロイド、Th2活性阻害薬・漢方薬などが用いられており、
また飲み薬の他に点鼻薬や点眼薬などの外用薬も用いられています。
一般には対症療法が行われているので、民間療法も盛んに取り入れられていますが、
これといった特効薬的なものはみつかっていないようです。
何しろスギ花粉の飛散期が2か月以上（ヒノキ花粉症も含めると3か月以上）と長いため、
長期にわたる投与になるため副作用の顕在しやすい薬品を用いた処方は、
あまり奨められていません。
したがって自分が花粉を吸い込まない、触れないようにすることと、
家の中に花粉を持ち込まないようにすることが花粉症対策の大切なことのようです。
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